コラム 2026年1月7日

仕事が続かないのはなぜ?エゴグラムで解き明かす精神・発達障害の「働きづらさ」と就労移行支援の活用法

なぜか仕事がうまくいかない…その「働きづらさ」の正体、知りたくありませんか?

「自分なりに一生懸命やっているのに、なぜかいつも空回りしてしまう」「職場の人間関係に気を使いすぎて、家に帰るとぐったり疲れている」「今の仕事が自分に合っているのかわからず、転職を繰り返してしまう」。

もしあなたが、このような悩みを抱えているとしたら、それは決してあなた一人の問題ではありません。特に精神障害や発達障害の特性を持つ方々にとって、こうした「働きづらさ」は、日々の生活に重くのしかかる切実な課題です。

近年、障害者雇用促進法の改正などを背景に、精神障害のある方を雇用する企業は増加傾向にあります。しかし、その一方で、厚生労働省の調査によると、精神障害者の平均勤続年数は5年3ヶ月と、身体障害者(10年2ヶ月)や知的障害者(9年1ヶ月)と比較して短いというデータが、この問題の根深さを物語っています。採用の機会は増えても、「働き続ける」ことの難しさが、依然として大きな壁として立ちはだかっているのです。

この「働きづらさ」の根底には、多くの場合、自分自身の特性——無意識の思考パターンや行動のクセ——と、仕事内容や職場環境との間の「ミスマッチ」が存在します。自分でも気づかないうちに、ストレスを溜め込みやすい行動をとっていたり、自分の能力が発揮しにくい環境に身を置いていたりするのです。

本記事では、この漠然とした「働きづらさ」の正体を解き明かすための一つの強力なツールとして、心理学に基づいた自己分析手法「エゴグラム」を紹介します。そして、エゴグラムを通じて得られた自己理解を「武器」に変え、就労移行支援という公的なサービスを活用しながら、あなたにとって本当に「合う」働き方を見つけ出すための具体的な道筋を、体系的に解説していきます。

自分を知り、適切なサポートと繋がることで、あなたのキャリアは新たな可能性を拓くはずです。その第一歩を、この記事と共に踏み出してみませんか。

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第一部:精神・発達障害のある人が直面する「就労の壁」

この章では、精神・発達障害のある方が仕事の現場で直面しやすい困難を、客観的なデータと具体的な事例を通じて整理します。なぜ「働き続ける」ことが難しいのか、その構造を理解することは、解決策を見出すための第一歩となります。

1. データで見る雇用の現状と課題

まず、障害者雇用の全体像を俯瞰してみましょう。厚生労働省の発表によると、民間企業に雇用されている障害者の数は年々増加しており、2024年6月1日時点で約68万人に達し、20年連続で過去最高を更新しています。これは、企業の障害者雇用に対する意識の高まりと、法制度の整備が進んだ結果と言えるでしょう。

しかし、その内訳を詳しく見ると、異なる側面が浮かび上がってきます。特に精神障害者の雇用においては、「採用後の定着」が大きな課題となっています。

単に「就職すること」がゴールではなく、「安定して働き続け、キャリアを形成していくこと」にこそ、より大きな困難が存在することを示唆しています。問題の本質は「入口」だけでなく、その先の「継続」にあるのです。

2. なぜ「働き続ける」のが難しいのか?

では、なぜ精神・発達障害のある人々は、職場でつまずきやすいのでしょうか。その要因は、個人の特性と環境との相互作用によって生じる、複合的な問題として捉える必要があります。主な困難は、以下の3つに大別できます。

対人関係のストレス

多くの人が離職理由として挙げるのが、職場の人間関係です。特に、発達障害(ASD、ADHDなど)の特性を持つ方は、コミュニケーションにおいて特有の困難を抱えることがあります。

「上司にどう相談していいか分からない」「相手の意図がつかめずに誤解されてしまう」という悩みは、発達障害の方が職場でつまずきやすい大きな要因です。

具体的には、以下のような状況が挙げられます。

  • 報告・連絡・相談の壁: 何を、どのタイミングで、誰に伝えれば良いのか判断が難しく、結果として情報共有が滞り、トラブルに発展してしまう。
  • 非言語的コミュニケーションの困難: 相手の表情や声のトーンから感情を読み取ることが苦手で、場の空気にそぐわない発言をしてしまったり、逆に空気を読みすぎて過度に疲弊してしまったりする。
  • 感覚過敏による疲労: オフィスの騒音、照明の明るさ、他人の視線などが強いストレスとなり、集中力を削がれ、人と関わること自体が苦痛になる。

こうした日々の小さなストレスの積み重ねが、やがては出社することさえ困難にさせるほどの大きな精神的負担へと繋がっていきます。

業務上のミスマッチ

自分の障害特性と、任される業務内容が合っていない場合も、深刻な困難を引き起こします。例えば、ADHD(注意欠如・多動性障害)の特性がある人に、細かなチェックを要する単調な事務作業を任せると、ケアレスミスが頻発し、自己肯定感を著しく損なう可能性があります。逆に、ASD(自閉スペクトラム症)の特性があり、一つのことに深く集中するのが得意な人に、頻繁に電話対応や来客対応が入るマルチタスク業務を任せると、混乱し、パニックに陥ることもあります。

精神障害のある方が従事している職業は「事務的職業」が最も多い(43%)というデータがありますが、これは「自分のペースで休憩を取りながら取り組める」という側面がある一方で、全ての特性に合致するわけではありません。。自分の特性に合わない業務を「努力」や「根性」で乗り越えようとすることは、心身をすり減らし、症状の悪化や二次障害(うつ病など)を引き起こすリスクを高めます。

自己理解の不足

上記の「対人関係」と「業務内容」のミスマッチの根底にあるのが、「自己理解の不足」です。「なぜ仕事が続かないのか分からない」「自分に合った仕事が分からない」と悩む方の多くは、自身の得意・不得意、ストレスを感じるパターン、エネルギーを消耗しやすい状況などを客観的に把握できていません。

自己理解が不足していると、以下のような悪循環に陥ります。

  1. 問題の特定ができない: 何が原因で「しんどい」のかが分からないため、具体的な対策が立てられない。
  2. 適切な配慮を求められない: 企業には障害者に対して「合理的配慮」を提供する義務がありますが、本人から「電話対応は苦手なので、メールでの連絡を主体にさせてほしい」といった具体的な要望を伝えなければ、企業側もどう対応していいか分かりません。
  3. 自己肯定感の低下: うまくいかない原因をすべて自分の「能力不足」や「努力不足」のせいだと捉えてしまい、「自分はダメな人間だ」というネガティブな自己認識を強化してしまう。

この「自己理解の不足」こそが、多くの困難の出発点であり、逆に言えば、ここを乗り越えることができれば、働きやすさへの道が大きく開けるのです。

3. 法改正の動きと企業の現状

こうした個人の課題とは別に、社会全体の動きも大きく変化しています。2022年に改正された障害者雇用促進法により、企業に義務付けられる法定雇用率は段階的に引き上げられています。

民間企業の法定雇用率は、2024年4月から2.3%から2.5%へ、さらに2026年7月には2.7%へと引き上げられる予定です。これに伴い、障害者を雇用する義務のある企業の範囲も、従業員40.0人以上(2024年4月時点)から37.5人以上(2026年7月時点)へと拡大します。

この法改正は、企業側の採用意欲を確実に高めています。多くの企業が法定雇用率の達成に向けて、これまで以上に積極的に障害者採用に取り組むようになりました。さらに、2024年4月からは、週10時間以上20時間未満の短時間労働者も雇用率に算定(0.5人カウント)できるようになったことで、より多様で柔軟な働き方の選択肢も増えつつあります。

これは、求職者にとっては大きなチャンスです。しかし、ただ闇雲に就職活動をするだけでは、再び「ミスマッチ」による早期離職を繰り返しかねません。採用の門戸が広がっている今だからこそ、問われるのは「どこでもいいから就職する」のではなく、「自分に合った職場を戦略的に選ぶ」という視点です。そして、その戦略の基盤となるのが、次章で詳しく解説する「自己分析」なのです。

第一部のキーポイント
  • 精神障害者の雇用は増加しているが、平均勤続年数が短く「定着」が大きな課題となっている。
  • 「働きづらさ」の主な要因は、「対人関係のストレス」「業務上のミスマッチ」「自己理解の不足」の3つである。
  • 法定雇用率の引き上げにより企業の採用ニーズは高まっており、求職者にとっては「自分に合った職場」を選ぶための自己分析がこれまで以上に重要になっている。

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第二部:5つのキャラクターで自分を知る「エゴグラム」入門

第一部では、精神・発達障害のある方が直面する「働きづらさ」の構造を解き明かしました。その根底にある「自己理解の不足」を解消するための強力なツールが、本章で紹介する「エゴグラム」です。ここでは、その基本的な考え方と見方を、初心者にも分かりやすく解説します。

1. エゴグラムとは?

エゴグラム(Egogram)とは、1950年代にアメリカの精神科医エリック・バーン(Eric Berne)が提唱した「交流分析(Transactional Analysis, TA)」という心理学理論を基に、その弟子であるジョン・M・デュセイ(John M. Dusay)が開発した性格分析ツールです。

その目的は、私たちの心の中にある思考、感情、行動のパターンを「自我状態」という概念で捉え、そのエネルギーのバランスをグラフによって客観的に「見える化」することにあります。これにより、自分でも気づいていない「心のクセ」や「対人関係のパターン」を理解し、自己成長やコミュニケーションの改善に役立てることができます。

重要なのは、エゴグラムは性格の良し悪しや優劣を判断するための「テスト」ではない、ということです。点数が高いから良い、低いから悪いというものではなく、あくまで「現在の自分の心の傾向を知ったうえで、今後どうするかを考えるための道具」として開発されたものです。

自分の性格傾向を客観的に把握することで、なぜ特定の状況でストレスを感じるのか、なぜ特定の人とのコミュニケーションがうまくいかないのか、その原因を探るヒントが得られます。まさに、漠然とした「働きづらさ」を解き明かすための羅針盤となるツールなのです。

2. あなたの中にいる「5人の自分」

交流分析では、私たちの心は大きく3つの自我状態「P(Parent:親)」「A(Adult:大人)」「C(Child:子ども)」から構成されると考えます。エゴグラムは、このうち「P」と「C」をさらに2つずつに細分化し、合計5つの自我状態(キャラクター)のバランスを見ていきます。

CP (Critical Parent:批判的な親) – ルールを守る真面目なリーダー

父親的な役割を象徴し、理想や良心、責任感、ルールなどを司ります。「~すべきだ」「~してはいけない」といった価値観に基づき、自分や他人を律しようとします。このエネルギーが高い人は、真面目で責任感が強く、リーダーシップを発揮しますが、一方で頑固で批判的、完璧主義になりがちです。

NP (Nurturing Parent:養育的な親) – 優しく面倒見の良いサポーター

母親的な役割を象徴し、優しさや共感、思いやり、保護などを司ります。「大丈夫だよ」「手伝ってあげる」といった受容的な態度で、他者を支えようとします。このエネルギーが高い人は、面倒見が良く、温かい雰囲気を持っていますが、過保護・過干渉になり、相手の自立を妨げてしまうこともあります。

A (Adult:大人) – 冷静沈着な分析家

客観性や論理性、合理性を司る、コンピュータのような部分です。感情に流されず、事実に基づいて冷静に物事を分析し、計画的に判断・行動します。「なぜ?」「どうすれば?」と考え、現実的な問題解決を図ります。このエネルギーが高い人は、知的で有能ですが、冷たく人間味がないと見られることもあります。

FC (Free Child:自由な子ども) – 好奇心旺盛なアーティスト

生まれ持った天真爛漫さ、好奇心、創造性、感情表現などを司ります。「やりたい!」「楽しい!」といった本能的な欲求に従って自由に行動します。このエネルギーが高い人は、明るくユーモアがあり、場の雰囲気を和ませますが、一方で自己中心的で衝動的、わがままになりがちです。

AC (Adapted Child:順応した子ども) – 空気を読む協調性の高いフォロワー

親や社会の期待に応えようとして身につけた、協調性や従順さを司ります。「~したほうが良いだろう」「嫌われたくない」と考え、周囲の顔色をうかがいながら行動します。このエネルギーが高い人は、素直で協調性がありますが、自分の意見を抑え込み、我慢しすぎてストレスを溜めやすい傾向があります。

各要素の高さ・低さだけでなく、それらの組み合わせによって、その人のパーソナリティが多角的に見えてきます。重要なのは、このグラフは「固定された不変のもの」ではないということです。エゴグラムは「今の自分」を映す鏡であり、自己理解を深め、意識的に行動を変えていくことで、グラフの形も変化していきます。

次章では、このエゴグラムのパターンと、精神・発達障害のある方が抱える「働きづらさ」を具体的に結びつけ、その原因と対策をさらに深く掘り下げていきます。

第二部のキーポイント
  • エゴグラムは、交流分析理論に基づく自己分析ツールで、性格の良し悪しではなく「現在の心の傾向」を可視化する。
  • 心は5つのキャラクター(CP, NP, A, FC, AC)で構成され、そのエネルギーバランスが個人の性格や行動パターンを形成する。

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第三部:【核心】エゴグラムで解き明かす「働きづらさ」の正体と具体的な対策

ここからは、本記事の核心部分です。エゴグラムというレンズを通して、精神・発達障害のある方が抱えがちな「働きづらさ」が、どのような心のメカニズムから生じているのかを解明します。そして、自己理解に基づいた具体的な対策を提示することで、「自分を責める」段階から「戦略的に対処する」段階へと進むための道筋を示します。

1. 「仕事が続かない」人に多いエゴグラムの典型パターン

臨床現場や就労支援の現場では、仕事の継続に困難を抱える方々に、いくつかの共通したエゴグラムのパターンが見られることがあります。ここでは、特に代表的な3つのパターンを取り上げ、その特徴と「働きづらさ」との関連、そして具体的な対策を解説します。

パターン①:【我慢しすぎ型】AC(順応した子ども)が突出して高い

特徴: このパターンは、5つの自我の中でAC(順応した子ども)のエネルギーが特に高い状態を指します。他人の期待に応えたい、嫌われたくないという気持ちが非常に強く、常に周囲の顔色をうかがって行動します。自分の意見や感情を抑え込み、不快なことや理不尽な要求でも「自分が我慢すれば丸く収まる」と考えて受け入れてしまいます。

働きづらさとの関連: 職場では「素直で扱いやすい人」と見られる一方で、その内側では深刻な問題を抱え込みます。上司や同僚からの過剰な業務依頼を断れず、キャパシティオーバーに。自分のミスではないことまで謝ってしまったり、言いたいことが言えずに人間関係のストレスを一人で抱え込んだりします。この状態が続くと、心身ともにエネルギーが枯渇し、ある日突然、糸が切れたように出社できなくなる「燃え尽き症候群(バーンアウト)」や、うつ病などの精神疾患を発症するリスクが非常に高くなります。

対策: このパターンを改善する鍵は、「A(大人)」「FC(自由な子ども)」のエネルギーを高めることです。

  • 「A」を高める: まずは、客観的・論理的な「A」の視点を取り入れ、「これは本当に自分が引き受けるべき仕事か?」「この状況は客観的に見て妥当か?」と事実と感情を切り離して考える練習をします。そして、健全な自己主張のスキルである「アサーション」を学びます。特に、状況を描写し(D)、自分の気持ちを表現し(E)、具体的な提案をし(S)、相手の選択を促す(C)というは、相手を尊重しつつ自分の要望を伝えるための有効なフレームワークです。
  • 「FC」を高める: 「〜すべき」というACの呪縛から逃れ、「〜したい」というFCの声を大切にします。仕事以外の趣味や楽しみを見つけ、自分の感情を解放する時間を持つことが、心のバランスを保つ上で不可欠です。

パターン②:【完璧主義型】CP(批判的な親)が突出して高い

特徴: CP(批判的な親)のエネルギーが極端に高く、強い責任感と高い理想を自分自身と他人に課すパターンです。「仕事は100点でなければならない」「ミスは決して許されない」といった「~すべき」という思考に支配されがちです。発達障害の特性である「こだわり」とこのCPの高さが結びつくと、特定のルールや手順に固執し、柔軟な対応が難しくなることもあります。

働きづらさとの関連: 完璧を求めるあまり、一つの作業に時間をかけすぎて全体の生産性が落ちたり、他人の仕事のやり方が許せずに衝突したりします。何より深刻なのは、自分自身への厳しさです。小さなミスを過大に捉えて自分を責め続け、自己肯定感がどんどん低下していきます。ピアサポーターの体験談にもあるように、「自分を追い詰め、ストレスを抱え込み、ついに適応障害でダウン」というケースは少なくありません。常に緊張状態にあるため、心身が休まらず、不眠や体調不良につながりやすいのも特徴です。

対策: 鍵となるのは、「NP(養育的な親)」「FC(自由な子ども)」を意識的に育てることです。

  • 「NP」を高める: 厳しい自己批判(CP)に対して、優しい自己受容(NP)の声をかけます。「よく頑張ったね」「疲れたら休んでもいいんだよ」と、自分自身を労わる視点を持つことが重要です。「100点じゃなくても大丈夫」「80点でOK」と、自分に許可を出す練習を繰り返しましょう。
  • 「FC」を高める: CPの「べき論」から離れ、FCの「楽しさ」を追求します。仕事の成果や評価とは無関係な、純粋に楽しめる趣味や活動に没頭する時間を作ることで、過剰なCPのエネルギーを解放し、心の柔軟性を取り戻すことができます。

パターン③:【無気力・楽しめない型】FC(自由な子ども)が極端に低い

特徴: FC(自由な子ども)のエネルギーが著しく低く、好奇心や自発性、楽しむ感情が枯渇している状態です。感情表現が乏しく、周りからは「何を考えているかわからない」「やる気がない」と見られがちです。このパターンは、しばしば抑うつ状態のサインとして現れ、にも見られることがあります。仕事に没頭するあまり、楽しむことを忘れてしまった結果とも言えます。

働きづらさとの関連: 仕事に対するモチベーションが湧かず、指示待ちの状態になりやすいです。新しいことへの挑戦や創造的なアイデア出しが求められる場面では、特に困難を感じます。周囲との雑談や交流にも興味が持てず、孤立感を深めることもあります。この状態は、本人が最も苦しんでおり、放置すると深刻なうつ病へと移行し、長期の休職に至る危険性があります。

対策: このパターンでは、何よりもまず「FC(自由な子ども)」のエネルギーを回復させることが急務です。

  • 小さな「快」を探す: 大きな楽しみを見つけようとせず、「天気が良くて気持ちいい」「このコーヒーが美味しい」といった、日常の中の小さな「好き」「楽しい」「心地よい」を意識的に探すことから始めます。
  • 結果を気にせず「やってみる」: 「うまくできるか」というA(大人)の評価や「やるべきか」というCP(親)の判断を一旦脇に置き、「ただやってみたいからやってみる」というFCの衝動を大切にします。散歩、音楽鑑賞、簡単な創作活動など、ハードルの低いものから試してみましょう。
  • 専門家への相談: FCの著しい低下は、医療的な介入が必要な状態である可能性も示唆します。一人で抱え込まず、心療内科やカウンセラー、後述する就労移行支援事業所の支援員などに相談することが非常に重要です。

2. 自分のエゴグラムパターンを知るメリット

これらのパターンはあくまで典型例であり、実際にはより複雑な組み合わせが存在します。しかし、自分のエゴグラムパターンを把握することには、働きづらさを克服するための計り知れないメリットがあります。

  1. 「なぜ」がわかる(原因の言語化・構造化):漠然と「しんどい」「うまくいかない」と感じていた問題の背景にある、自分の思考や行動のクセを特定できます。「ああ、自分はACが高いから、断れずに仕事を抱え込んで疲弊していたんだ」と気づくだけで、自分を責める気持ちが和らぎ、問題に客観的に向き合えるようになります。
  2. 対策が立てられる(行動のコントロール):自分の「心のクセ」を自覚することで、そのパターンに陥りそうになった時に「待った」をかけられるようになります。「またCPが暴走して完璧主義になっているな。少しNPを発動して自分を許そう」というように、意識的に他の自我状態のエネルギーを使ってバランスを取る、というセルフコントロールが可能になります。
  3. 「配慮」を具体的に伝えられる(合理的配慮の要求):自己理解は、他者からの適切な支援を引き出すための「共通言語」となります。企業に合理的配慮を求める際にも、「私はコミュニケーションが苦手です」と漠然と伝えるのではなく、「私の特性としてAC(順応性)が高く、口頭での曖昧な指示には不安を感じやすいです。そのため、タスクはチャットやメールで具体的に指示していただけると、安心して業務に取り組めます」というように、具体的かつ論理的に説明することができます。これは、企業側にとっても対応しやすく、結果として働きやすい環境の実現につながります。

エゴグラムは、単なる性格診断ではありません。それは、自分という複雑なシステムを理解し、より良く機能させるための「取扱説明書」を手に入れるようなものなのです。この取扱説明書を手に、次章では、具体的な支援の場である「就労移行支援」で、いかにしてそれを活用していくかを見ていきましょう。

第三部のキーポイント
  • 「働きづらさ」は、AC(我慢しすぎ)、CP(完璧主義)、FCの低さ(無気力)といった特定のエゴグラムパターンと深く関連している。
  • 各パターンの特徴と、それが引き起こす困難を理解することで、具体的な対策(他の自我を高めるなど)を立てることができる。
  • 自分のエゴグラムパターンを知ることは、原因を言語化し、行動をコントロールし、企業に具体的な合理的配慮を伝えるための強力な武器となる。

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第四部:【実践編】就労移行支援でエゴグラムを「武器」に変える方法

第三部で手に入れた「エゴグラム」という自己理解の羅針盤。しかし、それだけでは航海は始まりません。この章では、その羅針盤を手に、就労移行支援という船に乗り込み、安定した就労という目的地へと向かうための具体的な航海術を解説します。

1. 就労移行支援とは?(おさらい)

まず、就労移行支援について簡単におさらいしましょう。就労移行支援とは、障害者総合支援法に基づき、一般企業への就職を目指す65歳未満の障害のある方を対象とした福祉サービスです。

利用期間は原則2年間で、利用者は事業所に通いながら、以下のような多岐にわたる支援を受けることができます。

  • 職業訓練: PCスキル、ビジネスマナー、軽作業など、就職に必要な実践的スキルの習得。
  • 自己理解プログラム: 自分の障害特性や得意・不得意を理解し、対処法を学ぶ。
  • 就職活動サポート: 履歴書・職務経歴書の添削、模擬面接、求人情報の提供、企業見学や実習の調整。
  • 就職後の定着支援: 就職後も、職場での悩み相談や企業との間に入っての環境調整など、長く働き続けるためのフォローアップ。

就労移行支援は、単にスキルを教える「職業訓練校」とは異なります。それは、自己理解を深め、自分に合った働き方を見つけ、社会で自立していくための「リハビリテーション」と「キャリアデザイン」を総合的に支援する場所なのです。

2. 就労移行支援のプログラムにおけるエゴグラム活用術

エゴグラムによる自己分析の結果は、就労移行支援の様々なプログラムの中で活用することで、その真価を発揮します。それは、就職活動における強力な「武器」となり得ます。

① 自己分析プログラム:自己PRの「核」を作る

多くの就労移行支援事業所では、キャリアカウンセリングやグループワークを通じて自己理解を深めるプログラムが用意されています。ここでエゴグラムの結果を支援員(キャリアコンサルタントや臨床心理士など)と共有し、深掘りすることが第一歩です。

  • 強みの再定義: 例えば「AC(順応性)が高くて我慢しがち」という短所は、「協調性が高く、チームの和を大切にできる」「粘り強く業務に取り組める」という長所に言い換えられます。「CP(批判性)が高くて完璧主義」は、「責任感が強く、質の高い仕事を目指せる」という強みになります。支援員と共に、自分の特性のポジティブな側面を言語化し、自己PRの土台を築きます。
  • 課題の明確化と対策立案: 同時に、自分の「心のクセ」が仕事でどのような困難を引き起こす可能性があるかを予測し、具体的な対策を考えます。「ACが高いから、タスクの優先順位付けを支援員と練習する」「CPが高いから、一日の終わりに『8割できればOK』と振り返る習慣をつける」など、具体的な行動目標を設定します。

② コミュニケーション訓練(SST):弱点を克服する実践練習

SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、実際の職場場面を想定したロールプレイングを通じて、対人関係のスキルを学ぶ訓練です。エゴグラムのパターンを意識することで、訓練はより効果的になります。

グループワークやロールプレイを通じて、実際の職場を想定したコミュニケーション練習を行います。繰り返し練習することで、報告や相談の仕方が自然に身につき、人間関係によるストレスが減り、安心して働き続けやすくなるのが大きなメリットです。

  • 「我慢しすぎ型(AC高)」の人: 上司役の支援員から無理な仕事を依頼された際に、DESC法を使って断る練習をする。
  • 「完璧主義型(CP高)」の人: 部下役の利用者が犯したミスに対して、批判的にならずにNP(養育性)を使って建設的なフィードバックをする練習をする。
  • 「無気力型(FC低)」の人: 朝礼やミーティングで、小さなことでも自分の意見や感想を言う練習をする。

安全な環境で失敗を繰り返しながら練習することで、実際の職場で同じ場面に遭遇した際に、パニックにならずに対応できる自信がつきます。

③ 職業適性の探索:ミスマッチを防ぐ羅針盤

エゴグラムのパターンは、どのような仕事や職場環境が自分に合っているかを探る上での重要なヒントになります。

エゴグラムのパターン 向いている可能性のある仕事・環境の傾向
A(大人)が高い データ分析、プログラミング、経理、品質管理など、客観性や論理性が求められる仕事。事実に基づいた評価が行われる環境。
NP(養育的な親)が高い カスタマーサポート、ヘルプデスク、福祉・介護職、教育関連など、人を支え、育てる役割。感謝されることにやりがいを感じる環境。
FC(自由な子ども)が高い 企画、デザイン、マーケティング、研究開発など、創造性やアイデアが活かせる仕事。裁量権が大きく、自由な発想が歓迎される環境。
CP(批判的な親)が高い 法務、監査、プロジェクトマネジメントなど、ルールや規律、責任感が重視される仕事。明確な基準や目標がある環境。
AC(順応した子ども)が高い ルーティンワーク、秘書・アシスタント業務など、決められた手順に従って正確にこなす仕事。指示が明確で、チームワークが重視される環境。

これはあくまで一般的な傾向であり、絶対的なものではありません。しかし、就労移行支援で行われる様々な職業訓練や企業実習に参加する際に、この視点を持って「この作業は自分のAが活かせるな」「この環境はACが高い自分にはストレスが少ないな」と自己分析することで、より精度の高い職業選択が可能になります。

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④ 応募企業選びと面接対策:「自分」という商品を売り込む

就職活動は、いわば「自分」という商品を企業に売り込むマーケティング活動です。エゴグラムによる自己分析は、そのための強力なプレゼンテーション資料となります。

  • 企業文化とのマッチング: 企業のウェブサイトや求人票から、その企業が求める人物像を推測します。「挑戦を歓迎する」風土ならFCが高い人が、「着実な成長」を重んじるならCPやAが高い人がマッチするかもしれません。自分のエゴグラムパターンと企業文化の相性を見極めることが、入社後のミスマッチを防ぎます。
  • 面接での論理的な説明: 面接で障害について説明する際、エゴグラムの言葉を使ってロジカルに伝える練習をします。「私の特性としてCPが高く、完璧を求めすぎる傾向があります。その強みとして、仕事の質には妥協しません。一方で、一人で抱え込まないよう、週に一度、上司に進捗を報告し、優先順位を確認する時間をいただけると、よりチームに貢献できます」といった説明は、単に「配慮してください」と頼むよりも、自己理解の深さと問題解決能力の高さを示すことができ、採用担当者に安心感と信頼感を与えます。

⑤ 就職後の定着支援:早期発見・早期対処の仕組み

就労移行支援の大きなメリットは、就職後もサポートが続く「定着支援」にあります。多くの事業所では、就職後6ヶ月間、定期的な面談などを通じてフォローアップを行います。

ここでエゴグラムが再び役立ちます。職場での悩み事を支援員に相談する際、「最近、職場でCPが暴走気味で、同僚に厳しく言いすぎてしまいます」「ACが出すぎて、また断れずに残業が増えています」といったように、エゴグラムの共通言語を使うことで、問題点を迅速かつ正確に共有できます。支援員は、そのパターンに基づいた具体的なアドバイスをしたり、必要であれば企業側との三者面談を設定し、ジョブコーチ(職場適応援助者)と連携して環境調整を図ったりすることができます。問題が大きくなる前に早期に対処するこの仕組みが、長期的な定着を可能にするのです。

3. 2025年10月から始まる「就労選択支援」とは?

さらに、今後の障害福祉サービスの流れを理解する上で、2025年10月から本格的に施行される「就労選択支援」という新しいサービスを知っておくことは非常に重要です。

就労選択支援とは、就労移行支援や就労継続支援(A型・B型)といった就労系サービスを新たに利用しようとする方が、原則として利用するサービスです。 その目的は、短期間(1ヶ月程度)の事業所見学や就労体験、専門家によるアセスメント(評価)を通じて、「どの働き方やどのサービスが自分に最も合っているか」を、利用開始前にじっくりと見極めることにあります。

就労選択支援は、「どの働き方が自分に合っているか」を見極めるプロセスに重点を置いた新しい支援制度です。従来の就労移行支援や就労継続支援A型・B型が「働くことそのもの」を支援するのに対し、就労選択支援はその前段階でサービス利用者が最適な進路を選べるようにサポートします。

この制度の導入により、サービスのミスマッチを防ぎ、より効果的な支援に繋げることが期待されています。そして、この「アセスメント」の過程において、エゴグラムのような客観的な自己分析ツールが、本人の希望や適性を整理するための重要な情報として、これまで以上に活用される可能性が高いと考えられます。

つまり、自己理解を深めることは、もはや単なる「推奨事項」ではなく、自分に合った支援を受け、納得のいくキャリアを歩むための「必須スキル」になりつつあるのです。

第四部のキーポイント
  • 就労移行支援は、スキル習得から自己理解、就職活動、定着支援までを総合的にサポートするサービスである。
  • エゴグラムの結果は、自己分析、SST、職業適性の探索、面接対策、定着支援といった就労移行支援の各プログラムで「武器」として活用できる。
  • 自分の特性をエゴグラムの言葉で論理的に説明できることは、企業からの合理的配慮を引き出し、信頼を得る上で極めて有効である。
  • 2025年10月から始まる「就労選択支援」により、サービス利用前の自己分析とアセスメントの重要性がさらに高まる。

第五部:後悔しない!自分に合った就労移行支援事業所の見つけ方

エゴグラムで自己理解を深め、就労移行支援でそれを武器に変える。その重要性は理解できたものの、「では、具体的にどの事業所を選べばいいのか?」という新たな問いに直面する方も多いでしょう。事業所選びは、その後の2年間、ひいては将来のキャリアを左右する重要な決断です。この章では、読者が実際に行動を起こすための具体的なガイドを提供します。

1. 事業所選びでチェックすべきポイント

就労移行支援事業所は全国に3,000箇所以上あり、その支援内容や特色は様々です。自分に合った事業所を見つけるためには、いくつかの重要なチェックポイントがあります。

プログラム内容:自己理解プログラムの充実度

PCスキルやビジネスマナーといった職業訓練はもちろん重要ですが、本記事で強調してきたように、自己理解を深めるプログラムが充実しているかは最も重要なポイントです。ウェブサイトやパンフレットで、「エゴグラム」「交流分析」「認知行動療法(CBT)」「SST」といったキーワードがプログラムに含まれているかを確認しましょう。心理学に基づいたアプローチを体系的に提供している事業所は、個々の特性に合わせた支援を行う意識が高いと言えます。

支援員の専門性:どんな専門家がいるか

支援の質は、支援員の専門性に大きく左右されます。臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士、キャリアコンサルタントといった専門資格を持つスタッフが在籍しているかを確認しましょう。これらの専門家は、エゴグラムの結果を深く読み解き、あなたの特性に合わせた個別支援計画を作成する能力に長けています。見学や体験利用の際に、スタッフと直接話し、障害特性への理解度やコミュニケーションの相性を確かめることが大切です。

就職実績と定着率:出口の質と安定性

単に「就職者数」だけでなく、その「質」を見極めることが重要です。どのような業種・職種の企業に就職しているのか、そして就職後の「定着率(例:6ヶ月後定着率)」を公開しているかを確認しましょう。高い定着率は、事業所の支援が場当たり的なものではなく、本人の特性と企業のマッチングを重視し、就職後も見据えた長期的な視点で行われていることの証です。

事業所の雰囲気:自分が安心して通える場所か

プログラム内容や実績が良くても、事業所の雰囲気が自分に合わなければ、通い続けることは困難です。感覚過敏がある方なら、静かで落ち着いた環境が良いでしょう。逆に、人との交流を通じて元気が出るタイプなら、活気のある雰囲気の方が合うかもしれません。必ず複数の事業所を見学・体験利用し、「ここなら2年間、安心して自分と向き合えそうだ」と感じられる場所を選びましょう。

通いやすさと柔軟性:無理なく続けられるか

自宅からの距離や交通費といった物理的な通いやすさも重要です。また、精神・発達障害のある方は、日によって体調や気分の波があることも少なくありません。週数日の通所から始められたり、体調が悪い日には在宅でのオンライン訓練に切り替えられたりするなど、柔軟な利用が可能な事業所であれば、無理なく訓練を継続できます。在宅利用の可否や条件は自治体によっても異なるため、事前に確認が必要です。

2. 利用開始までの5ステップ

自分に合いそうな事業所が見つかったら、次は利用開始に向けた手続きを進めます。大まかな流れは以下の通りです。

  1. 相談: まずは、お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口や、後述する相談機関に「就労移行支援を利用したい」と相談します。ここで、利用の要件や手続きの概要について説明を受けます。
  2. 事業所の情報収集・見学・体験: 相談先で紹介してもらったり、インターネット(WAMNETなど)で探したりして、気になる事業所の見学や体験利用を申し込みます。複数の事業所を比較検討することが非常に重要です。
  3. 利用申請と「障害福祉サービス受給者証」の取得: 利用したい事業所が決まったら、市区町村の窓口でサービスの利用申請を行います。審査を経て、利用が認められると「障害福祉サービス受給者証」が交付されます。この受給者証が、サービスを利用するための「許可証」となります。
  4. 個別支援計画の作成: 受給者証が交付されたら、事業所の担当者(サービス管理責任者)と面談し、あなたの希望や目標、特性に基づいた「個別支援計画」を作成します。この計画に納得・同意することが、契約の前提となります。
  5. 利用契約と通所開始: 個別支援計画に同意したら、事業所と正式に利用契約を結びます。いよいよ、あなたの新しいキャリアに向けた訓練がスタートします。

3. どこに相談すればいい?

「何から始めればいいかわからない」「一人で事業所を探すのは不安」という方は、一人で抱え込まずに専門の相談機関を活用しましょう。

  • 市区町村の障害福祉担当窓口:最も基本的な相談先です。制度の説明や、お住まいの地域にある事業所のリストを提供してくれます。
  • 障害者就業・生活支援センター:就労に関する相談と、それに伴う生活面の相談を一体的に行っている専門機関です。ハローワークや福祉施設と連携し、あなたに合った支援をコーディネートしてくれます。
  • 相談支援事業所:障害のある方のサービス利用計画(どのサービスをどのように利用するか)の作成を専門に行う事業所です。中立的な立場で、あなたに最適な事業所選びを手伝ってくれます。
  • 各就労移行支援事業所のウェブサイトや相談会:多くの事業所が無料の相談会や説明会を実施しています。直接話を聞くことで、事業所の雰囲気や支援内容をより深く理解できます。

最初の一歩を踏み出すには勇気がいるかもしれません。しかし、これらの機関はすべて、あなたの「働きたい」という気持ちを応援するために存在しています。まずは電話一本、メール一通から、あなたの新しい物語を始めてみませんか。

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まとめ:自分を知ることから、新しい働き方は始まる

本記事では、精神・発達障害のある方が直面する「働きづらさ」の正体を、自己分析ツール「エゴグラム」を用いて解き明かし、その自己理解を武器に「就労移行支援」を活用して自分に合った働き方を見つけるための具体的な道筋を解説してきました。

改めて、本記事の核心を振り返りましょう。

  1. 「働きづらさ」の根源はミスマッチ: あなたが仕事でうまくいかないのは、能力や努力が不足しているからではありません。多くの場合、それはあなた自身の無意識の「心のクセ」と、職場環境や業務内容との「ミスマッチ」が原因です。
  2. エゴグラムは自己理解の羅針盤: エゴグラムは、その「心のクセ」を客観的に可視化し、言語化するための強力なツールです。「我慢しすぎ(AC高)」「完璧主義(CP高)」といった自分のパターンを知ることで、漠然とした不安は具体的な課題へと変わり、対策を立てることが可能になります。
  3. 就労移行支援は伴走者: 就労移行支援は、自己分析を深め、弱点を克服するスキルを学び、自分に合った職場を戦略的に見つけるための、頼れる伴走者です。エゴグラムによる自己理解は、この2年間の航海を成功に導くための、何よりの武器となります。

交流分析の創始者エリック・バーンは、力強い言葉を残しています。

「過去と他人は変えられない。しかし、“いまここ”から始まる未来と自分は変えることができる」

これまで仕事で辛い経験を重ねてきたかもしれません。しかし、その過去は変えられなくても、その経験から学び、自分を深く知ることで、未来の働き方を変えることは十分に可能です。「自分はダメだ」と責め続けるサイクルから抜け出し、「自分にはどんな環境が合うのだろう?」と問いかける視点へと切り替えること。それが、新しいキャリアの始まりです。

この記事を読み終えた今が、その第一歩を踏み出す絶好の機会です。まずは、Web上で無料でできるエゴグラム診断を試してみてはいかがでしょうか。あるいは、お住まいの地域の相談窓口に電話をかけてみる、気になる就労移行支援事業所のウェブサイトを覗いてみるだけでも構いません。

その小さなアクションが、あなたを「働きづらさ」から解放し、自分らしく輝ける場所へと導く、確かな一歩となることを心から願っています。

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