コラム 2026年2月6日

双極性障害でも就労は可能?IT特化型就労移行支援があなたの「働きたい」を現実に

「気分の波が激しくて、仕事が長続きしない…」
「職場での人間関係に疲れ果ててしまった…」
「また症状が悪化するのではないかと不安で、新しい一歩が踏み出せない…」

双極性障害を抱えながら働くことの難しさに、一人で悩んでいませんか?気分の高揚(躁状態)と落ち込み(うつ状態)を繰り返すこの障害は、安定した就労を困難にさせることがあります。しかし、それは決して「働けない」ということではありません。適切なサポートと環境があれば、あなたの能力を活かして活躍できる道は確かに存在します。

この記事では、双極性障害の方が就労を目指す上での課題を整理し、その解決策として注目される「就労移行支援」の可能性、特にIT分野でのキャリア構築について、最新の情報を交えながら詳しく解説します。浜松市で新たなスタートを切りたいと考えているあなたへ、希望の光となる情報をお届けします。

「就労移行支援」とは?

「就労移行支援」とは、障害者総合支援法に基づき、一般企業への就職を目指す障害のある方(65歳未満)を対象とした福祉サービスです。単に仕事を紹介するだけでなく、就職に必要なスキル習得から職場探し、就職後の定着支援まで、一人ひとりの特性や希望に合わせて包括的なサポートを提供します。

多くの事業所では、以下のような多岐にわたるプログラムが用意されています。

  • PCスキル訓練:WordやExcelなどの基本操作から、専門的なソフトウェアの学習まで。
  • コミュニケーションスキル:職場での報告・連絡・相談、円滑な人間関係を築くためのトレーニング。
  • 自己管理(セルフマネジメント):自身の障害特性の理解、ストレス対処法、体調管理の方法などを学びます。
  • ビジネスマナー:社会人としての基本的なマナーや電話応対などを習得します。
  • 模擬就労:実際の職場に近い環境で業務を体験し、「働く勘」を取り戻します。

これらのプログラムを通じて、自信を持って就職活動に臨み、就職後も安定して働き続けるための土台を築くことができるのです。

就労移行支援で本当に就職できる?データで見る実績

「でも、本当に就職につながるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。データは、就労移行支援の有効性を明確に示しています。就労移行支援事業所からの一般就労への移行者数は年々増加しており、その就職率は他の就労系福祉サービスと比較して非常に高い水準にあります。

ある調査によれば、就労移行支援の就職率は57.2%に達しており、これは就労継続支援A型(26.2%)の2倍以上、B型(10.7%)の4倍以上の数値です。

厚生労働省の報告でも、就労移行支援の利用者数・事業所数は増加傾向にあり、社会的なニーズの高まりがうかがえます。

双極性障害の特性に合わせた支援が成功のカギ

双極性障害の方が安定して働くためには、病気の特性を深く理解し、それに合わせた対策を講じることが不可欠です。就労移行支援では、専門の支援員が一人ひとりと向き合い、最適なサポートを提供します。

自己理解と体調の波をコントロールする

まずは「自分を知る」ことから始まります。どのような時に気分の波が起こりやすいのか、その予兆(アラートサイン)は何かを支援員と共に客観的に把握します。日々の活動や気分を記録することで、自分なりのパターンを見つけ、体調を崩す前に対処するスキルを身につけることができます。

「対人関係・社会リズム療法(IPSRT)」の考え方を取り入れる

双極性障害の治療では、薬物療法と並行して心理社会的治療が重要視されます。特に「対人関係・社会リズム療法(IPSRT)」は、再発予防に効果的とされています。これは、起床、食事、就寝といった日々の生活リズムを一定に保つことで、気分の安定を図るアプローチです。就労移行支援では、通所を通じて規則正しい生活リズムを確立し、対人関係のストレスを乗り越える練習をすることができます。

合理的配慮と働きやすい環境を見つける

自分に合った職場環境を見つけることも、長く働き続けるための重要な要素です。就労移行支援では、企業での実習(インターンシップ)を通じて、実際の職場の雰囲気や業務内容を体験できます。「静かな環境の方が集中できる」「定期的な休憩が必要」といった、自分に必要な配慮(合理的配慮)を明確にし、就職活動の際に企業へ適切に伝える練習も行います。

なぜ今、IT業界が注目されるのか?双極性障害との親和性

近年、障害者雇用の分野でIT業界が大きな注目を集めています。その背景には、IT業界の働き方が、双極性障害を含む精神障害のある方にとって多くのメリットをもたらす可能性を秘めているからです。

  • 柔軟な働き方:リモートワークやフレックスタイム制を導入する企業が多く、体調に合わせて働き方を調整しやすい環境です。通勤の負担が軽減されることも大きな利点です。
  • 専門性が活かせる:プログラミングやデータ分析、Webデザインなど、特定のスキルを深く追求する仕事が多くあります。集中力の高さや論理的思考といった特性が強みになることもあります。
  • 人材需要の高さ:IT人材は多くの業界で不足しており、スキルを身につければ安定したキャリアを築きやすい状況です。

こうした背景から、浜松市でも「就労移行ITスクール浜松」のように、障害のある方に特化したITスキル育成の動きが活発化しています。

浜松市の障害者雇用とIT分野の現状

浜松市では、行政とハローワークが連携し、障害者雇用の拡大に力を入れています。企業向けのセミナー開催や、一人ひとりの状況に応じたきめ細かな就労支援を行う支援機関の設置など、地域全体で障害のある方の「働きたい」という想いを支える体制が整っています。

また、浜松市は製造業だけでなく、IT企業の集積も進んでいます。障害者雇用に積極的なIT企業も増えており、専門スキルを身につけた人材への需要は高まっています。このような状況の中、ITに特化した就労移行支援は、まさに時代のニーズに応えるサービスと言えるでしょう。

リライトキャンパス浜松駅南で、新たな一歩を

浜松市でIT分野への就職を目指す双極性障害のあるあなたへ。
2025年9月、浜松駅南にIT特化型の就労移行支援事業所「リライトキャンパス浜松駅南」がオープンしました。

私たちは、一人ひとりの体調やペースに寄り添いながら、プログラミング、Webデザイン、IT事務などの専門スキル習得をサポートします。あなたの「働きたい」という気持ちを、確かなスキルと自信に変え、希望のキャリアを実現するためのお手伝いをさせてください。

未来を書き換える(rewrite)場所が、ここにあります。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。個別相談会も随時開催しております。

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