就職活動における面接は、誰にとっても緊張するものです。無事に面接を終えた後、「これで一安心」と思うかもしれませんが、実はもう一つ、あなたの印象を良くするための大切なステップがあります。それが「お礼メール」です。
私たち就労移行支援事業所では、多くの利用者さんが就職活動に励んでいます。その中で、面接後のお礼メールを送るべきか、送るなら何を書けば良いのか、という相談を頻繁に受けます。結論から言うと、お礼メールは採用の合否を直接左右するものではありませんが、社会人としてのマナーを示し、入社意欲を伝える絶好の機会です。
この記事では、就労移行支援事業所の視点から、面接後に送るお礼メールの重要性、基本的なマナー、そして具体的な例文までを網羅的に解説します。自信を持って心のこもったお礼メールが送れるよう、一緒に学んでいきましょう。
面接後のお礼メールは、単なる儀礼的な挨拶ではありません。採用担当者にポジティブな印象を残し、他の候補者との差別化を図るための戦略的な一手となり得ます。その主な目的と重要性は、以下の3点に集約されます。
お礼メールは、感謝の気持ちを伝えることが第一の目的です。それに加えて、面接で得た気づきや企業への思いを盛り込むことで、あなたの熱意が伝わるオリジナルなメッセージになります。
お礼メールを送る際は、内容だけでなくビジネスマナーを守ることが極めて重要です。マナー違反のメールは、かえってマイナスの印象を与えかねません。以下の7つのポイントを必ず守りましょう。
ここでは、お礼メールの基本的な構造を、パーツごとに分解して解説します。各項目のポイントを押さえることで、誰でも簡単に質の高いメールを作成できます。

件名:〇月〇日 採用面接のお礼(氏名)
株式会社〇〇
人事部 〇〇様
お世話になっております。
本日〇時より、面接をしていただきました(氏名)と申します。
この度はご多忙のなか、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
〇〇様のお話を伺い、貴社の〇〇という事業ビジョンや、〇〇といった具体的な業務内容について深く理解することができました。面接を通じて、貴社で働き、自身の経験を活かして貢献したいという気持ちがより一層強くなりました。
まずは、面接のお礼を申し上げたく、メールにて失礼いたしました。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
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氏名(ふりがな)
〒XXX-XXXX
〇〇県〇〇市〇〇区〇〇 X-X-X
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
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採用担当者が一目で内容を把握できるよう、「用件」と「氏名」を必ず入れます。これにより、他の多くのメールに埋もれてしまうのを防ぎます。
例:〇月〇日 採用面接のお礼(鈴木 一郎)
宛名は「会社名」「部署名」「役職」「氏名」の順で記載します。会社名は(株)などと略さず、「株式会社」と正式名称で書きます。担当者の氏名が分からない場合は「採用ご担当者様」としても問題ありません。
例:
株式会社〇〇
人事部 部長 〇〇 〇〇様
本文の冒頭は「お世話になっております。」という挨拶から始め、続けて「いつ、どの面接を受けた、誰なのか」を明確に名乗ります。
例:本日〇時より、貴社の二次面接をしていただきました鈴木一郎と申します。
ここがメールの核となる部分です。まず、面接の機会を設けてもらったことへの感謝を述べます。その後、面接で特に印象に残ったことや、それによって入社意欲がどう高まったかを具体的に記述します。テンプレートを丸写ししたような薄い内容ではなく、自分の言葉で表現することが大切です。
ポイント:面接で話した内容(例:「〇〇というプロジェクトのお話」)に触れると、あなたが真剣に話を聞いていたことが伝わり、好印象に繋がります。
「まずは、面接のお礼を申し上げたく、メールいたしました。」といった言葉で、メールの目的が感謝を伝えることであると示し、最後に企業の発展を祈る言葉で締めくくると丁寧な印象になります。
例:末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
氏名(フルネーム)、住所、電話番号、メールアドレスを記載します。これらの情報が、採用担当者があなたに連絡を取りたいと思った際にすぐに役立ちます。
ここでは、より具体的な状況に応じた例文を紹介します。ご自身の状況に合わせてカスタマイズして活用してください。
一次・二次・最終面接など、どの段階でも使える汎用的な例文です。
件名:〇月〇日 中途採用面接のお礼(氏名)
株式会社〇〇
人事部 〇〇様
お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました、(氏名)と申します。
この度はお忙しいなか、面接の機会をいただきまして誠にありがとうございました。
〇〇様から伺った貴社の事業内容や今後の展望、そして〇〇職に求められる役割についてのお話は大変興味深く、貴社で働きたいという思いが一層強くなりました。特に、〇〇という点に深く共感いたしました。
まずは面接のお礼を申し上げたく、メールにてご連絡いたしました。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
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氏名(ふりがな)
〒XXX-XXXX 〇〇県〇〇市…
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
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面接で遅刻してしまったり、緊張でうまく話せなかったりした場合に、謝罪と感謝を伝える例文です。言い訳がましくならないよう、簡潔にまとめるのがポイントです。
件名:〇月〇日 面接のお礼と遅刻のお詫び(氏名)
株式会社〇〇
人事部 〇〇様
お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただきました、(氏名)と申します。
本日はお忙しいなか、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
また、貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、交通機関の遅延により面接に遅れてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。今後はこのようなことがないよう、時間に余裕を持った行動を徹底いたします。
面接では、〇〇様のお話を伺い、貴社の〇〇という文化に大変魅力を感じました。遅刻というご迷惑をおかけしたにもかかわらず、真摯にお話を聞いてくださり、心より感謝しております。
取り急ぎ、お礼とお詫びを申し上げたく、メールいたしました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
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氏名(ふりがな)
〒XXX-XXXX 〇〇県〇〇市…
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXX@XXXX.com
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面接後のお礼メールは、あなたの感謝の気持ちと入社への熱意を伝えるための、シンプルかつ効果的なツールです。採用の可否を大きく変えるものではありませんが、社会人としての丁寧さや誠実さをアピールする最後のチャンスとなります。
今回ご紹介したポイントと例文を参考に、ぜひあなた自身の言葉で、心のこもったお礼メールを作成してみてください。大切なのは、テンプレートをなぞるだけでなく、面接で感じたことや学んだことを具体的に盛り込むことです。
私たち就労移行支援事業所では、こうした就職活動の一つひとつのステップを丁寧にサポートしています。メールの書き方一つで不安に思うことがあれば、いつでも支援員にご相談ください。自信を持って次のステップに進めるよう、一緒に準備していきましょう。