コラム 2025年12月18日

ASDの私が輝ける仕事は?就労移行支援で「強み」を活かす完全ガイド

その「働きづらさ」、あなたのせいじゃない。ASDの特性を「強み」に変える新しい働き方へ

「どうして自分だけ仕事が長続きしないんだろう…」「職場の人間関係が辛くて、毎日出社するのが苦痛だ」「自分に合う仕事なんて、本当にあるのだろうか?」

もしあなたが今、このような悩みを抱えているなら、まず知ってほしいことがあります。その「働きづらさ」は、決してあなたの努力不足や性格の問題ではありません。それは、あなたが持つASD(自閉スペクトラム症)という脳機能の特性と、今の職場環境との間に「ミスマッチ」が生じているサインなのです。

ASDは、生まれつきの脳の働き方の違いによる発達障害の一つです。情報の受け取り方や伝え方、物事へのこだわりなどに独特のパターンがあり、それが一般的な職場環境では困難として現れることがあります。しかし、見方を変えれば、その特性は他にないユニークな「強み」にもなり得ます。

この記事は、あなたが抱える「働きづらさ」の正体を解き明かし、ASDの特性を「弱み」ではなく「強み」として捉え直すためのガイドブックです。そして、その強みを具体的な仕事に結びつけるための最も強力なツールである「就労移行支援」を徹底的に活用し、「自分らしく輝ける仕事」を見つけるための実践的なロードマップを提示します。

この記事を読み終える頃には、漠然とした不安は具体的な行動計画に変わり、あなたは自信を持って、新しいキャリアへの第一歩を踏み出せるようになっているはずです。さあ、あなただけの「取扱説明書」を片手に、未来を切り拓く旅を始めましょう。

第1部:なぜ仕事でつまずくの?ASD(自閉スペクトラム症)の特性と仕事の「困りごと」

仕事で困難を感じる原因を理解することは、解決への第一歩です。この章では、あなたが職場で直面しているかもしれない「困りごと」を具体的に言語化し、それがASDの特性とどう結びついているのかを解き明かします。これを理解することで、自分を責める気持ちから解放され、客観的に自分自身を分析する土台を築くことができます。

ASDは、生まれながらの先天的な脳機能の発達の偏りであり、病気ではなく、その人の個性の一部です。この特性は生涯続くものですが、その現れ方は人それぞれです。仕事という、多くの人との連携や予測不能な事態が起こりうる環境において、この特性が具体的な「困りごと」として顕在化することがあります。

コミュニケーションの壁

ASDを持つ人が職場で最も頻繁に直面する課題の一つが、コミュニケーションに関するものです。これは、対人スキルが低いのではなく、情報の処理方法が多数派(定型発達者)と異なるために生じるすれ違いです。

  • 「空気を読む」「暗黙のルールを察する」ことの難しさ:多くの職場には、「会議中は上司の話を遮らない」「忙しそうな同僚には後で声をかける」といった明文化されていないルールが存在します。ASDの人は、こうした非言語的な文脈や場の雰囲気を読み取ることが苦手な場合があります。その結果、意図せず相手を不快にさせたり、「常識がない」と誤解されたりすることがあります。
  • 言葉の裏を読むことの困難さ:「これ、時間があるときにお願い」と言われた際に、その緊急度や重要度を言葉通りに受け取ってしまい、後回しにしてしまうことがあります。皮肉や比喩表現の意図を理解するのも難しく、真に受けてしまい混乱することもあります。
  • 雑談への参加の困難さ:昼休みや休憩時間の雑談は、職場の人間関係を円滑にする役割がありますが、ASDの人にとっては大きなストレス源となることがあります。何について話せばいいか分からなかったり、相手の興味に合わせることが難しかったりするため、孤立感を深めてしまうことがあります。
  • 不適切な発言:相手の気持ちを想像することが苦手なため、思ったことを正直に伝えすぎてしまい、相手を傷つけたり怒らせたりすることがあります。本人に悪気は全くないため、なぜ相手が怒っているのか理解できず、関係が悪化してしまうケースも少なくありません。

業務遂行上の課題

仕事の進め方においても、ASDの特性が課題として現れることがあります。特に、指示の受け方やタスクの管理方法でつまずきやすい傾向があります。ASDの人は「作業指示」を受けてから実際の「作業」に至るまでのプロセス、特に目に見えない「行間」を読む部分で困難を抱えることがあります。

  • 曖昧な指示の理解が難しい:「いい感じにまとめておいて」「なるべく早くお願い」といった抽象的な指示では、何をどのレベルまで、いつまでにやれば良いのか分からず、動けなくなってしまうことがあります。具体的な手順や完成形のイメージがなければ、作業を始めること自体が困難になります。
  • 急な予定変更やマルチタスクへの対応:ASDの人は、見通しを立てて計画通りに物事を進めることを得意としますが、逆に急な予定変更や割り込みの仕事が入ると混乱しやすい傾向があります。複数のタスクを同時にこなす「マルチタスク」も非常に苦手で、一つのことに集中している時に別の指示を受けると、パニックに陥ったり、作業効率が著しく低下したりします。
  • こだわりの強さと柔軟性の問題:特定のルールや手順に強くこだわる特性は、正確性を高める一方で、状況に応じた柔軟な対応を求められる場面で裏目に出ることがあります。一度決めたやり方を変えることに強い抵抗を感じたり、マニュアルにない例外的な事態に対応できなかったりします。

感覚・環境の問題

多くの人が気にも留めないような職場の環境刺激が、ASDの人にとっては耐え難い苦痛となり、仕事のパフォーマンスに深刻な影響を与えることがあります。これは「感覚過敏」と呼ばれる特性によるものです。

  • 聴覚過敏:電話の呼び出し音、キーボードのタイピング音、同僚の話し声、空調の作動音などが、他の人よりも大きく、あるいは不快に聞こえ、集中を妨げます。イヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンの使用許可などの配慮がなければ、オフィスにいるだけで疲弊してしまいます。
  • 視覚過敏:蛍光灯のちらつき、窓からの強い日差し、パソコン画面の明るさなどが眩しく感じられ、頭痛やめまいの原因になることがあります。サングラスの着用や、席の配置変更といった配慮が必要になる場合があります。
  • その他の感覚:特定の匂い(香水、柔軟剤、食べ物など)で気分が悪くなったり、服のタグや素材が気になって仕事に集中できなかったり(触覚過敏)、人とすれ違うだけで疲れてしまったりすることもあります。

感覚過敏は「慣れる」ものではなく、むしろ疲労や不安が強いときにはより敏感になることが知られています。これらの感覚的な苦痛は、周囲から理解されにくいため、「わがまま」「神経質」と誤解されがちですが、本人の意思ではコントロールできない脳の特性なのです。

二次障害のリスク

最も注意すべきは、これらの「困りごと」が積み重なることで引き起こされる「二次障害」です。特性に合わない環境で無理に自分を適応させようと努力し続けると、絶え間ないストレスから心身のバランスを崩してしまいます。

職場で繰り返し失敗したり、人間関係で傷ついたりすることで自己肯定感が著しく低下し、結果として、うつ病、不安障害、適応障害、パニック障害などを発症してしまうケースは少なくありません。二次障害を発症すると、働くこと自体が困難になり、回復にも長い時間が必要となります。

だからこそ、これらの「困りごと」は個人の能力の問題ではなく、「特性と環境のミスマッチ」が原因であると正しく理解し、早期に適切な対策を講じることが非常に重要なのです。次の章では、これらの特性を「強み」として捉え直し、活躍できるフィールドを探す方法について考えていきましょう。

第1部のキーポイント
  • 仕事でのつまずきは、本人の能力や努力不足ではなく、ASDの脳機能特性と職場環境のミスマッチが原因である。
  • 「空気が読めない」「曖昧な指示がわからない」「感覚が過敏」といった困りごとは、ASDの特性に起因する典型的な課題。
  • これらの困難を放置し、無理を続けると、うつ病などの「二次障害」を引き起こすリスクがある。
  • 課題の原因を正しく理解することが、自己否定から抜け出し、具体的な対策を考えるための第一歩となる。

第2部:「弱み」は「強み」の裏返し。ASDの特性を活かせる仕事と職場環境

第1部では、ASDの特性が仕事上でどのような「困りごと」につながるかを見てきました。しかし、物事には必ず二つの側面があります。一見「弱み」に見える特性も、視点を変え、環境を整えれば、他の誰にも真似できない強力な「強み」となり得るのです。この章では、あなたの視点を「できないこと」から「できること・得意なこと」へと転換し、適職探しのためのポジティブな羅針盤を手に入れます。

特性を「強み」に変換する視点

自己分析を行う際、多くの人はつい「苦手なこと」ばかりに目が行きがちです。しかし、適職探しの鍵は、その裏側にある「強み」に気づくことです。あなたの「困りごと」を「強み」に変換してみましょう。

「弱み」と「強み」の変換例
  • こだわりが強い、融通が利かない探究心と専門性、品質への妥協なき姿勢
    一度決めたルールや手順を徹底的に守る力は、高い正確性や品質が求められる業務で絶大な力を発揮します。興味のある分野に対しては、どこまでも深く掘り下げて知識を吸収し、専門家として活躍できるポテンシャルを秘めています。
  • シングルタスクが得意、マルチタスクが苦手並外れた集中力と没入力
    多くの人が複数のタスクに気を散らされる中で、一つの作業に深く没入できる能力は、プログラミング、データ分析、研究開発など、深い思考と集中を要する仕事において非常に価値が高いです。
  • ルールやパターンを好み、変化が苦手規則性の遵守、正確無比な反復作業への耐性
    毎日同じ手順を繰り返す定型業務(ルーティンワーク)を、飽きることなく高い精度でこなし続けることができます。これは、多くの人が「退屈」と感じる作業でも、安定したパフォーマンスを維持できるという大きな強みです。
  • 視覚的思考が優位、言葉の裏を読むのが苦手優れた図形・空間認識能力、鋭い観察力
    言葉に頼らない分、図やデザイン、パターンといった視覚情報を正確に捉える能力に長けていることがあります。設計図の読解、デザイン、写真、映像編集などの分野で才能を発揮する可能性があります。また、感覚過敏は、他の人が気づかないような細かな違いや異常を検知する鋭敏なセンサーにもなり得ます。

このように、あなたの特性は、適切な場所で活かせば唯一無二の才能となります。大切なのは、自分の特性を客観的に理解し、それをポジティブに捉え直すことです。

ASDの強みを活かせる仕事の3つの特徴

前述の「強み」を活かせる仕事には、いくつかの共通した特徴があります。職種名だけでなく、仕事の「性質」に着目することで、自分に合った仕事の選択肢は大きく広がります。

1. ルール・マニュアルが明確な仕事

「何を」「いつまでに」「どのように」行うかが明確に定義されている仕事は、曖昧な指示や臨機応変な対応が苦手なASDの人にとって、安心して能力を発揮できる環境です。手順通りに正確に作業を進めることが評価につながります。

  • 具体例:経理・会計、法務、データ入力、プログラマー(仕様書が明確な場合)、ソフトウェアテスター、校正・校閲、品質管理、図書館司書、CADオペレーターなど。

2. 専門性や探求心を活かせる仕事

特定の分野に対する強い興味と集中力を活かせる専門職は、ASDの人にとって天職となり得ます。深い知識を武器に、他の人にはできない価値を提供できます。

  • 具体例:研究者、数学者、設計技術者、工学系デザイナー、テクニカルライター、特定の分野に特化したWebライターやデザイナー、動物の調教師など。

3. 一人で集中できる仕事

対人コミュニケーションによるストレスが少なく、自分のペースで黙々と作業に集中できる環境は、ASDの人がパフォーマンスを最大化するために重要です。在宅ワークも有力な選択肢となります。

  • 具体例:工場でのライン作業、軽作業(ピッキング、検品)、清掃員、トラック運転手、アニメーター、カメラマン、在宅でのライティングやデータ入力など。
注意点:職種名だけで判断しない

同じ「事務職」でも、電話応対や来客対応が多い職場と、黙々とデータ入力をする職場では全く環境が異なります。職種名だけでなく、具体的な「業務内容」や「求められる役割」を詳しく調べることが、ミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。

働きやすい職場環境の条件

仕事内容と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「職場環境」です。どんなに得意な仕事でも、環境が合わなければ能力を発揮することはできません。

  • 感覚的な刺激が少ない環境:静かで、人の出入りが激しくない職場。パーテーションで区切られていたり、照明の調整が可能だったりする環境が理想です。
  • 見通しが立てやすい環境:季節や年間でスケジュールがある程度決まっており、急な変更が少ない仕事。
  • 個人の裁量を尊重する文化:自分のペースで仕事を進めることができ、過度な干渉がない環境。
  • 障害への理解と配慮がある文化:特性を「個性」として受け入れ、必要な配慮(合理的配慮)について話し合える風土があること。これは最も重要な要素かもしれません。

具体的には、企業の管理部門(経理、人事など)、研究・開発部門、あるいは在宅ワークなどが、こうした環境に当てはまりやすいと言えます。

第3部:【最重要】就労移行支援で「強み」を仕事に変える!徹底活用術

自分の「強み」や「向いている仕事」の方向性が見えてきても、一人で就職活動を進めるのは不安なものです。どうやってスキルを身につければいいのか、自分の特性を企業にどう伝えればいいのか、そもそも自分に合う企業をどう探せばいいのか——。そんな数々の疑問や不安を解消し、あなたと企業との最適なマッチングを実現する伴走者、それが「就労移行支援」です。

この章では、就労移行支援がなぜASDの人の就職活動において最も効果的なツールなのかを、具体的なサービス内容や事業所の選び方を通して徹底的に解説します。

就労移行支援とは?- あなたの「働きたい」を叶える伴走者

就労移行支援は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つです。一般企業への就職を目指す65歳未満の障害や難病のある方を対象に、働くために必要な知識やスキルの向上、就職活動のサポート、そして就職後の職場定着までを、一人ひとりのペースに合わせてトータルで支援します。

就労移行支援は「訓練等給付」に位置づけられ、一般就労への移行を直接的にサポートする役割を担います。他の支援との違いを理解しておきましょう。

  • ハローワークとの違い:ハローワークの専門援助窓口も障害のある方の就職相談に応じてくれますが、主な役割は「求人紹介」です。一方、就労移行支援は、就職活動を始める前の「準備段階」に重点を置いています。生活リズムの安定、職業スキルの習得、自己理解の深化など、働くための土台作りを専門の支援員と共に行うことができます。
  • 就労継続支援(A型・B型)との違い:就労継続支援は、すぐに一般企業で働くことが難しい方に対して「働く場所」を提供するサービスです。A型は雇用契約を結び、B型は非雇用で工賃を得ながら作業を行います。就労移行支援は、あくまで「一般企業への就職」をゴールとしている点が大きな違いです。

利用対象と期間

対象者は、18歳以上65歳未満で、一般企業等での就労を希望する方です。重要な点として、障害者手帳を持っていなくても、医師の診断書や意見書、あるいは定期的な通院の事実があれば利用できる場合があります。利用期間は原則として最長2年間ですが、多くの人が1年から1年半ほどで就職に至っています。

ASDの特性に効く!就労移行支援の神プログラム4選

就労移行支援事業所では、多種多様なプログラムが提供されていますが、中でもASDの特性を持つ人にとって特に有益な「4つの神プログラム」を紹介します。これらを活用することで、あなたの「強み」は着実に「仕事で使えるスキル」へと変わっていきます。

1. 自己理解プログラム:自分だけの「取扱説明書」を作成する

就労移行支援の根幹をなすのが、この自己理解プログラムです。専門の支援員との定期的な面談や、専用のアセスメントツールを用いて、自分では気づきにくい特性を客観的に分析します。 「どんな時に集中できるか」「どんな指示が分かりやすいか」「ストレスを感じた時のサインは何か」といったことを一つひとつ言語化していく作業は、まさに自分だけの「取扱説明書」を作り上げるプロセスです。この取扱説明書は、後の企業選びや面接、就職後の合理的配慮を求める際の強力な武器となります。

2. 実践的スキル訓練:強みを「専門スキル」に昇華させる

自己分析で見えてきた「強み」を、具体的な職業スキルに結びつける訓練です。事業所によって特色がありますが、特にASDの特性と親和性の高いプログラムが充実しています。

  • IT・専門スキル系プログラム:プログラミング(Python, Java)、Webデザイン(HTML/CSS, JavaScript)、CAD、動画編集など、高い集中力と論理的思考力を活かせる専門職を目指すためのコースです。IT特化型の事業所も増えており、未経験からでも専門スキルを習得できる環境が整っています。
  • 事務・軽作業系プログラム:データ入力、書類のファイリング、郵便物の仕分け、ピッキング作業など、正確性や持続力が求められる業務の訓練です。これらの訓練は、単に作業を覚えるだけでなく、「指示通りにミスなく作業する力」「集中力を維持する力」といった働く上での基礎体力を養う目的があります。また、「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることで、失われた自信を回復する効果も非常に大きいのです。

3. コミュニケーション訓練(SST):職場の「作法」を具体的に学ぶ

ソーシャルスキルトレーニング(SST)とも呼ばれ、職場で求められるコミュニケーションを実践的に学ぶプログラムです。ASDの人が苦手としがちな「報告・連絡・相談(報連相)」や、適切な断り方、質問の仕方などを、グループワークやロールプレイング形式で練習します。「空気を読む」といった曖昧なものではなく、「こういう場面では、こういう言葉で伝える」という具体的なスキルとして習得できるため、実践的で効果が高いのが特徴です。

4. 職場体験(企業実習):リアルな環境で「相性」を確認する

就労移行支援のハイライトとも言えるのが、この企業実習です。支援事業所と提携している実際の企業で、数日間から数週間、仕事を体験します。求人票や面接だけでは決して分からない、職場のリアルな雰囲気、人間関係、業務の流れ、騒音レベルなどを肌で感じることができます。 「この環境なら集中できそうだ」「この業務は自分の特性に合っている」といった手応えを得たり、逆に「思っていたのと違った」というミスマッチに気づいたりすることができます。この経験は、就職後の「こんなはずじゃなかった」という早期離職を防ぐ上で、最も重要なプロセスと言えるでしょう。

後悔しない!自分に合った就労移行支援事業所の見つけ方【5つのチェックポイント】

就労移行支援の効果は、どの事業所を選ぶかによって大きく変わります。「自分に合った場所を選ぶことが就職成功のカギ」です。ネットの評判だけで決めず、以下の5つのポイントを必ずチェックしましょう。

  1. プログラム内容が目標と合っているか?
    自分が目指したい職種や習得したいスキルに合ったプログラムがあるかを確認しましょう。例えば、「プログラマーになりたい」のに事務訓練中心の事業所ではミスマッチです。IT特化型、デザイン特化型、事務職に強いなど、事業所の特色を見極めることが重要です。
  2. 障害特性への理解と実績があるか?
    特にASDの支援実績が豊富かどうかは重要なポイントです。ウェブサイトで就職事例を確認したり、見学時に「ASDの方にはどのような配慮をしていますか?」と具体的に質問してみましょう。就職率だけでなく、就職後の定着率も確認することが大切です。定着率が高い事業所は、マッチングの質や就職後のサポートが手厚い証拠です。
  1. サポート体制は手厚いか?
    あなたの状況に合わせて、個別支援計画を丁寧に作成してくれるか。体調や気分の波があることを伝え、通所日数の調整や在宅訓練への切り替えなど、柔軟な対応が可能かどうかも確認しましょう。
  2. 事業所の雰囲気とスタッフとの相性は良いか?
    これは最も重要かもしれません。必ず複数の事業所を見学・体験利用しましょう。事業所全体の雰囲気、他の利用者の様子、そして何よりスタッフに気軽に相談できそうか、信頼できそうかを自分の肌で感じることが大切です。「ここでなら頑張れそう」と直感的に思える場所を選びましょう。
  3. 無理なく通い続けられるか?
    自宅からのアクセスも現実的な問題です。週に数日〜毎日通うことになるため、あまりに遠いと通所自体がストレスになってしまいます。安定して通所できることは、企業に対して「安定して働ける」というアピールにも繋がります。

利用開始までの4ステップ

「利用してみたい」と思ったら、以下のステップで手続きを進めます。分からないことがあれば、気になる事業所に直接問い合わせれば、丁寧に教えてくれるはずです。

  1. 情報収集と比較検討:まずはお住まいの自治体の障害福祉窓口(障害福祉課など)や、インターネットで通える範囲の事業所をリストアップします。
  2. 見学・相談・体験利用:気になる事業所に連絡を取り、見学や体験利用を申し込みます。複数の事業所を比較検討することが、後悔しないための鍵です。
  3. 利用申請:通いたい事業所が決まったら、市区町村の障害福祉窓口に行き、「就労移行支援を利用したい」と伝えます。そこで「障害福祉サービス受給者証」の申請手続きを行います。この際、利用したい事業所名も伝える必要があります。
  4. 利用契約と通所開始:自治体から受給者証が交付されたら、事業所と正式に利用契約を結びます。いよいよ通所開始です。最初は週2〜3日から始めるなど、無理のないペースでスタートできます。
第3部のキーポイント
  • 就労移行支援は、ASDの人が「働くための準備」を専門家と共に行い、最適な就職を目指すための最も効果的な福祉サービスである。
  • 「自己理解」「スキル訓練」「SST」「企業実習」の4つのプログラムが、ASDの特性を強みに変え、仕事に結びつける上で特に重要。
  • 事業所選びは就職成功の鍵。「プログラム内容」「実績」「サポート体制」「雰囲気」「通いやすさ」の5つの視点で、必ず見学・体験して決めること。
  • 障害者手帳がなくても、医師の診断書などで利用できる可能性があるため、まずは相談してみることが大切。

第4部:実践編!就職活動から職場定着までのロードマップ

就労移行支援で自己理解を深め、スキルを磨いたら、いよいよ実践のステージ、就職活動です。そして、本当のゴールは「就職すること」ではなく、「安定して働き続けること」。この章では、就労移行支援で得た武器を最大限に活かし、就職活動を成功させ、就職後も自分らしく働き続けるための具体的な戦略とテクニックを解説します。

「障害者雇用」と「一般雇用」、どちらを選ぶ?

就職活動を始めるにあたり、まず大きな選択肢となるのが「障害者雇用枠」で応募するか、「一般雇用枠」で応募するかです。それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが最適かは個人の状況や希望によって異なります。就労移行支援のスタッフと十分に相談して決めましょう。

障害者雇用枠

障害者雇用促進法に基づき、企業が障害のある方を対象に設けている採用枠です。障害を開示して(オープン就労)応募します。

  • メリット:最大のメリットは、法律で定められた「合理的配慮」の提供が義務付けられている点です。業務内容や職場環境について、自分の特性に合わせた調整を相談しやすくなります。また、採用側も障害特性を理解した上で選考するため、入社後のミスマッチが起こりにくく、職場定着しやすい傾向があります。
  • デメリット:求人数が一般雇用に比べて少ない傾向があり、職種や業務内容が限定される場合があります。給与水準が一般雇用より低くなる可能性も指摘されますが、一概には言えません。

一般雇用枠

障害の有無に関わらず、誰もが応募できる採用枠です。この中で、障害を開示して応募する「オープン就労」と、開示せずに応募する「クローズ就労」があります。

  • オープン就労:一般雇用枠で障害を開示して応募します。合理的配慮の提供は企業の努力義務となりますが、理解のある企業であれば柔軟に対応してくれる可能性があります。障害者雇用枠にはない職種にチャレンジしたい場合に選択肢となります。
  • クローズ就労:障害を企業に伝えず応募します。他の社員と全く同じ条件で働くことができ、キャリアアップや評価の機会も平等です。しかし、必要な配慮を得ることが難しく、特性による困難をすべて自分の力でカバーしなければなりません。体調を崩したり、トラブルが起きた際に孤立しやすく、二次障害のリスクが高まるため、慎重な判断が必要です。

結論として、ASDの特性を持つ方が初めて就職・転職を目指す場合、まずは合理的配慮を得やすく、安定して働きやすい「障害者雇用枠」を軸に検討することを強く推奨します。

面接で「採用したい」と思わせる特性の伝え方

障害者雇用枠の面接では、必ずと言っていいほど「あなたの障害特性と、それに対して必要な配慮は何ですか?」と質問されます。この質問こそ、あなたの「強み」をアピールする最大のチャンスです。

やってはいけないのは、「〇〇ができません」「△△が苦手です」と弱みだけを伝えることです。これでは、採用担当者は「この人を雇うのは難しそうだ」という印象しか持ちません。

成功の鍵は、「課題+強み+対策」の3点セットで伝えることです。

【OK例】
「私はASDの特性上、複数のことを同時に行うマルチタスクが苦手です。しかし、その分、一つの作業に深く集中し、高い正確性で仕上げることを得意としております。前職では、データ入力の正確性を評価され、チームのミス率を半減させることに貢献しました。業務においては、一度に一つの指示をいただけると、パフォーマンスを最大限に発揮できます。」

この伝え方であれば、採用担当者は「苦手なことはあるが、それを補って余りある強みがあり、配慮すべき点も明確だ。活躍してくれそうだ」と感じるでしょう。就労移行支援で作成した「自己理解プログラム」の成果が、ここで活きてきます。

「障害特性説明書」の活用

面接で口頭で説明するのが苦手な場合は、就労移行支援で作成する「障害特性説明書(自己紹介状)」という書類を活用するのが非常に有効です。自分の特性、得意なこと、苦手なこと、希望する配慮などをA4一枚程度にまとめておき、履歴書と共に提出したり、面接時に渡したりすることで、伝え漏れを防ぎ、理解を深めてもらうことができます。

働きやすさを自分で作る!「合理的配慮」の上手な求め方とセルフケア術

合理的配慮とは、障害のある人が他の従業員と平等に働く権利を確保するために、企業が提供すべき「個別の調整や変更」のことです。これは決して「特別扱い」や「わがまま」ではなく、あなたの能力を最大限に発揮するために必要な「調整」です。

合理的配慮の具体例

厚生労働省の資料などでも、以下のような配慮事例が紹介されています。

  • 指示・コミュニケーションに関する配慮:
    • 口頭だけでなく、チャットやメール、メモなど視覚的な情報で指示を出す。
    • 「あれ」「それ」といった曖昧な表現を避け、具体的・段階的に指示を出す。
    • 業務マニュアルを写真や図を用いて視覚化する。
  • 環境に関する配慮:
    • 聴覚過敏に対して、イヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンの使用を許可する。
    • 視覚過敏に対して、パーテーションの設置や、窓際から離れた席への移動を認める。
    • 雑談が苦手な場合、休憩時間に一人で過ごせるスペース(空き会議室など)の利用を許可する。
  • 業務・勤怠に関する配慮:
    • マルチタスクを避け、一つの業務が終わってから次の業務を割り振る。
    • 疲れやすさを考慮し、短時間のクールダウン休憩(5分程度)を認める。
    • 通院のための休暇取得や、時差出勤・時短勤務に柔軟に対応する。

上手な伝え方のコツ

配慮を求める際は、「〇〇ができないので、△△してください」という要求の形ではなく、「パフォーマンスを上げるための提案」として伝えるのがコツです。「〇〇という特性があるため、△△という配気ょをいただけると、より業務に集中でき、生産性が上がります」といった形で、企業側にもメリットがあることを示しましょう。上司との定期的な1on1ミーティングなどを設定し、日頃から相談しやすい関係を築いておくことも重要です。

就職後も一人じゃない。「就労定着支援」というお守り

就職はゴールではなく、新たなスタートです。入社後、新しい環境や人間関係、業務内容に慣れるまでは、誰でも不安や困難を感じるものです。特に精神・発達障害のある方の職場定着率は、他の障害種別に比べて低いという課題があります。

この「定着の壁」を乗り越えるために非常に重要な役割を果たすのが「就労定着支援」です。

就労定着支援とは?

就労移行支援などを利用して一般就労した方を対象に、就職後も長く安定して働き続けられるようにサポートする福祉サービスです。就職後6ヶ月が経過した時点から、最長3年間利用することができます(就職後最初の6ヶ月間は、就職先の就労移行支援事業所が定着支援を行います)。

具体的な支援内容

支援員が月に1回以上のペースで本人と面談したり、職場を訪問したりします。そこで、以下のような幅広い相談に応じ、必要に応じて本人と企業の間の橋渡し役となってくれます。

  • 仕事に関する悩み:業務の進め方、上司や同僚との人間関係、キャリアプランなど。
  • 生活面の課題:生活リズムの乱れ、金銭管理、体調管理など。
  • 企業との連携:本人からは直接言いにくい配慮の依頼や、業務量の調整などを、支援員が間に入って企業側と交渉・調整してくれます。

「働き始めたけど、この先続けていけるか不安…」と感じた時、いつでも相談できる専門家がそばにいてくれることは、大きな安心材料となります。この「お守り」があることで、多くの人が就職後の壁を乗り越え、長期的なキャリアを築いています。

第5部:【最新情報】2025年開始「就労選択支援」とは?ますます広がる選択肢

障害のある方の就労支援制度は、より一人ひとりのニーズに合ったものになるよう、常に進化を続けています。その最新の動きとして、2025年10月1日から本格的に施行される「就労選択支援」は、特に注目すべき新しいサービスです。この制度を知っておくことで、あなたの働き方の選択肢はさらに広がります。

「就労選択支援」とは?

「就労選択支援」とは、一言で言えば、就労移行支援や就労継続支援といった福祉サービスを利用する前に、「自分にはどんな働き方や支援が本当に合っているのか」を、専門家と一緒にじっくり見極めるためのアセスメント(評価・分析)サービスです。

これまでは、本人が「就労移行支援を使いたい」と決めてから利用を開始していましたが、実際に通い始めてから「思っていた内容と違った」「自分には合わないかもしれない」といったミスマッチが起こることもありました。就労選択支援は、こうしたミスマッチを防ぎ、最初から最適な支援につなげることを目的としています。

具体的なプロセス

標準的には1ヶ月程度の期間で、以下のようなプロセスを経てアセスメントが行われます。

  1. アセスメント:支援事業所で、短期間の作業(データ入力、軽作業など)や面談を通じて、本人の得意なこと、苦手なこと、集中力の持続時間、希望する働き方などを客観的に評価します。
  2. 多機関連携会議:アセスメント結果をもとに、本人、家族、支援員、相談支援専門員、場合によってはハローワークの担当者などが集まり、今後の方向性について話し合います。
  3. 情報提供と連絡調整:会議の結果を踏まえ、本人に最適な就労支援サービス(就労移行支援、就労継続支援A型/B型など)や、働き方(一般就労、福祉的就労など)を提案し、関係機関との連絡調整を行います。

2025年10月以降、新たに就労継続支援B型などを利用する場合は、原則としてこの就労選択支援の利用が必須となります。就労移行支援についても、将来的には同様の方向で検討されています。

当事者にとってのメリット

この新しい制度は、私たち当事者にとって大きなメリットがあります。

  • ミスマッチの防止:本格的な訓練を始める前に、様々な作業を短期間で体験できるため、「自分には事務作業より軽作業の方が合っているかもしれない」といった気づきを得られます。これにより、2年間という貴重な利用期間を、自分に合わない訓練に費やしてしまうリスクを大幅に減らすことができます。
  • 客観的な自己理解の深化:自分一人では気づけなかった適性や課題を、専門家が客観的なデータに基づいて示してくれます。これは、就職活動の際の自己PRや、必要な配慮を伝える上で非常に強力な根拠となります。
  • 一貫したサポート体制の構築:アセスメントの結果は、ハローワークや計画相談支援事業所など、関わる全ての支援機関で共有されます。これにより、各機関がバラバラに支援するのではなく、「チーム」として一貫した方針のもとであなたをサポートしてくれる体制が整いやすくなります。

就労支援制度は、このように、より個人の希望や特性に寄り添う形へと進化しています。一人で「自分に合う仕事はない」と諦めてしまう前に、こうした新しい制度も視野に入れ、まずはお近くの市区町村の障害福祉窓口や、相談支援事業所に相談してみることが、新しい未来への扉を開く鍵となるでしょう。

【ASD特性を活かす】就労移行・仕事探しのための具体的なアクションプラン

ここまでの内容を踏まえ、今日から始められる具体的なアクションプランを4つのステップにまとめました。このプランに沿って一つずつ進めていくことで、あなたの「働きたい」は着実に形になっていきます。

ステップ1:自己分析チェックリスト 〜自分だけの「取扱説明書」を作ろう〜

自身の強み、課題、希望を客観的に整理し、支援者や企業に的確に伝えるための土台を作ります。以下の項目をチェックし、自分だけの「取扱説明書」の骨子を作成しましょう。

得意なこと・強み(Strength)

  • ルール通りに正確に作業することが得意(例:マニュアル遵守、データチェック)
  • 一つのことに深く集中できる(例:プログラミング、分析、研究)
  • 特定の分野に非常に詳しい知識がある(例:IT、歴史、数学など)
  • パターンや法則を見つけるのが得意(例:デバッグ、校正)
  • 視覚的な情報を記憶・整理するのが得意(例:デザイン、設計図の理解)

苦手なこと・必要な配慮(Challenge / Needs)

  • 複数の作業を同時に進める(マルチタスク)
  • 曖昧な指示や口頭のみでの指示の理解
  • 急な予定変更や、臨機応変な対応
  • 職場の騒音や強い光、特定の匂い(感覚過敏)
  • 雑談や意図を察するコミュニケーション
  • 疲労を自覚しにくく、ペース配分が難しい

希望する労働環境(Preference)

  • 静かで、パーテーションなどで区切られた空間
  • 在宅勤務やフレックスタイムなど柔軟な働き方ができる
  • 指示がチャットやメールなどテキストベースで明確
  • 業務マニュアルが整備されている
  • 一人で黙々と進められる業務が中心

ステップ2:特性と仕事のマッチングシート 〜「好き」と「得意」が交差する場所を探す〜

自己分析の結果に基づき、相性の良い職務内容や環境の方向性を具体化します。以下の表を参考に、自分に合いそうな仕事を探してみましょう。

あなたの強み・特性 おすすめの職種・作業内容の例 避けた方が良い可能性のある環境・作業
正確性・規則性 データ入力、経理、プログラマー、テスター/デバッガー、品質管理、校正・校閲、図書館司書、倉庫でのピッキング作業 臨機応変な判断が常に求められる接客業、クレーム対応、営業職
探究心・専門性 研究職、専門分野のライター、CADオペレーター、設計技術者、法務・知財関連業務 広く浅い知識が求められるジェネラリスト職、頻繁に担当業務が変わる仕事
視覚的思考力 Webデザイナー、アニメーター、カメラマン、設備点検、地図作成、動画編集 音声情報のみで複雑な判断を要する仕事(例:コールセンターの一部業務)
集中力・持続力 ライン作業、清掃、文字起こし、長文の翻訳、研究開発 頻繁に電話や来客で中断が入る職場、多くの人と連携が必要なプロジェクト管理

ステップ3:就労移行支援の活用手順(ToDoリスト) 〜計画的にゴールを目指す〜

就労移行支援サービスを最大限に活用し、計画的に就職活動を進めるためのToDoリストです。

1. 情報収集・事業所選定

  • 自治体の障害福祉窓口やWebサイトで、通える範囲の事業所を3〜5件リストアップする。
  • 各事業所の「ASD支援実績」「プログラム内容(特にIT、事務など希望分野)」「就職・定着率」を比較する。
  • 2〜3件の事業所に電話かメールで見学・体験の予約を入れる。

2. 利用計画の作成

  • 見学・体験で最も相性が良いと感じた事業所を決め、市区町村の窓口で「障害福祉サービス受給者証」を申請する。
  • 支援員との初回面談で、ステップ1の自己分析結果を共有する。
  • 「PCスキル(MOS資格取得)」「週5日安定して通所する」など、具体的で測定可能な目標を立て、個別支援計画に落とし込む。

3. 訓練・実習

  • PCスキル講座やビジネスマナー講座など、目標に沿ったプログラムを計画的に受講する。
  • グループワークやSST(ソーシャルスキルトレーニング)に積極的に参加し、報連相の練習をする。
  • 興味のある業界の企業で、1〜2週間の職場実習に参加し、リアルな環境での適性を確認する。

4. 求人応募・面接

  • 支援員と相談し、自分の特性に合う「障害者雇用枠」の求人を5件以上探す。
  • 自分の特性と必要な配慮をまとめた「障害特性説明書」を作成する。
  • 模擬面接を最低3回は実施し、支援員から具体的なフィードバックをもらう。面接に支援員が同行可能か確認する。

ステップ4:職場定着のためのセルフサポート・ツールキット 〜安心して働き続けるための工夫〜

就職後、安定して働き続けるための具体的な工夫やツールを準備し、実践します。

業務遂行ツール

  • タスク管理: TrelloAsanaなどのアプリを使い、タスクを「ToDo/Doing/Done」で可視化する。
  • 指示の確認: 指示はチャットやメールで依頼し、受けたら「〇〇という理解でよろしいでしょうか?」と要点を復唱確認する癖をつける。
  • 時間管理: ポモドーロタイマーを使い、「25分作業・5分休憩」のサイクルで過集中と疲労蓄積を防ぐ。
  • マニュアル作成: 教わった業務は自分なりに手順をメモし、自分専用のマニュアルを作成する。

コミュニケーション&メンタルケアツール

  • 相談の習慣化: 毎週決まった曜日・時間に、上司との15分程度の1on1面談を設定してもらい、進捗と困りごとを報告する場を確保する。
  • 配慮依頼の定型文: 「(感覚過敏で集中が難しいため)恐れ入りますが、こちらの席でイヤーマフを使用してもよろしいでしょうか?」など、理由と依頼をセットにした伝え方を用意しておく。
  • 感情・体調の記録: 日記アプリや手帳に、その日の体調や気分を3段階評価で記録する。自分の不調のパターンを把握し、早めに休息をとる目安にする。
  • クールダウン: 疲れや混乱を感じたら、許可を得て5分ほど一人になれる場所(空き会議室など)で休憩する。

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